2017年9月30日土曜日

食堂のそれ(兵庫,姫路)

「時代カフェ」という名の食堂は,忍者推しでした.「厠(かわや)」というサインも古風なものですが,右下に隠れてる(でも半身みえてる)忍者がキュート.

姫路城に延びる大通りの西側,城に向かって左側にその店はありました.訪問したのはランチタイムだったので残念ながらいただきませんでしたが,黒田官兵衛の黒ビール,豊臣秀吉の米ビール,千姫の桃ビールなど,6種類の味を楽しめる「武将ビール」を楽しめるそう.

他にも「玉子かけかき氷」なんていう,アタマおかしいんじゃないの?と思しきメニューも夏季限定で提供しているそうです.私は素直に牛すじ温麺をいただきました.地元の名産である揖保乃糸を使った温かいおそばで,ショウガの味が効いてほっこりする美味しさでした.

(2017年9月20日,採取)

2017年9月29日金曜日

お城のそれ(兵庫,姫路)

ど定番とでもいいましょうか,日本におけるトイレサインで一定の地位をしめる殿と姫ですが,ここのトイレは格が違います.なにしろ世界文化遺産かつ国宝のお城です.白鷺城の異名を持つ姫路城は大手門前,大手前公園に設置されていた公衆トイレが,殿と姫のアイコンを配したトイレでした.

姫路城,平成の大改修を終えてその白く美しい姿が姫路の街を見下ろしています.姫路駅に降り立つと,駅から北に向かう大通りの真正面に姫路城を確認することができ,なんだか感動すら覚えます.

姫路城を訪れる際には,お手元のスマートフォンに「姫路城大発見アプリ」なるARアプリを入れておくと,姫路城をより楽しむことができますよ.そこここに配置されたARマーカーを認識させると,ARコンテンツが現れたり,動画での説明が出てきたりと,いろいろ楽しい仕掛けが仕込まれています.

観光地や博物館などで昔からガイド機器を貸し出すようなしくみはありましたが,最近はスマートフォンが普及したので,ハードウェアを用意しなくてもよくなりました.ARマーカーさえ用意すればよいので,ガイダンスサービスの導入は容易になりましたね.そのぶん,単なる情報提供にとどまらず,ARコンテンツの提供など,コンテンツの増強に力が入れられるようになったのでしょう.

なお,姫路城自体が素晴らしい魅力を持っているので,城内をめぐるだけでも十分に楽しめますが,隣にある好古園もオススメです.日本庭園で木々に囲まれ,静かに心を落ち着かせるもよし,庭園の雰囲気を感じて贅沢な気分に浸るもよし.天守閣に上るには1,000円の入場料が必要ですが,40円だけ足して1,040円払うと好古園の入場券との共通入場券を買うことができます.お時間さえあれば,好古園にも足をのばしてみるとよいでしょう.

(2017年9月20日,採取)

2017年9月28日木曜日

旅館のそれ(兵庫,有馬温泉)

合宿の2泊めは,温泉にやってきました.「温泉に行きたい!」という学生の主張が強かったので,例年,1泊2日のゼミ合宿を,今年は2泊3日にして,2泊めを温泉に泊まることにしたのです.そういえば4年前,初めてのゼミ合宿は湯河原に行ったのでした.ということで久しぶりの温泉合宿です.

そして,宿泊した宿のトイレサインが「殿と姫」でした.ま,温泉旅館ですからね….定番の赤と青で,可愛らしいイラストの殿と姫が描かれています.下に英語の説明が小さく申し訳程度に書いてありました.

ところで,私自身,有馬温泉に宿泊するのは,実は初めて.ゼミ合宿なので贅沢はできませんが,リーズナブルなお値段でなかなか良い宿でしたよ.温泉は赤茶色の独特なお湯で,ゆったりと湯船に浸かり,日頃の疲れを流すことができました.

(2017年9月19日,採取)

2017年9月27日水曜日

居酒屋のそれ(兵庫,元町)

というわけで,二次会にやってきました(これまでのあらすじは「居酒屋のそれ(兵庫,三宮)」をご参照ください).鳥貴族の元町南店です.

鳥貴族ってジャニーズ所属タレントのご尊父が社長を営んでいる居酒屋チェーンなんですよね.学生と飲むときにちょいちょい使います.安いので.

で,そのトイレは男女共用で,トイレサインが独特のものでした.このよくわからないキャラクターは,鳥貴族のマスコットキャラクターだそうです.その名も「トリッキー」.足は∞(無限大)を表現していて,無限に成長を続けたいという気持ちを込めているとのこと.

トリッキーが可愛いのかキモいのかはさておき,男女の区別はやはり帽子なんですね.帽子系とキャラクター系のあわせ技といったところでしょうか.それから,このトイレサイン,全国の鳥貴族でどこでもコレなんでしょうかねえ.追加の調査が待たれるところです.

(2017年9月18日,採取)

2017年9月26日火曜日

居酒屋のそれ(兵庫,三宮)

ゼミ合宿で神戸に来ました.初日の夜の懇親会会場でみつけたトイレサインです.

男女共用個室の「WアンドM」系サイン(WomenとMenを表しているモノ)です.下半身は「三角形アンド逆三角形」系も踏襲しています.日本式「赤アンド青」の文脈も踏まえています.たんなるピクトさんではなく,WとMの字をうまくあしらったお洒落なサインですね.

最近は酒を飲まない学生も増えていますが,飲むやつはしこたま飲みます.二極化が進んでいるのかもしれません.「明日は卒論の中間発表もあるし,そのあと見学もあるから,程々にな」と言いつつ,だいぶ飲んでた学生もちらほら.

このあとさらに二次会にも行きました.酒は飲んでも飲まれるな.飲みすぎないように注意しつつ,楽しく飲みましょう.… 自戒を込めて.

(2017年9月18日,採取)

2017年9月25日月曜日

図書館のそれ(東京,八王子)

共同研究を行っている八王子市の中央図書館でみつけたトイレサインです.もっとも,これは多目的トイレのそれ.

ふと気になったのが,下段のサイン,街でよくみかけるピクトさんたちとは一味違う印象です.少し小綺麗かつ詳細な印象を受けませんか?

2002年に「案内用図記号」がJIS Z 8210として決められました.2014年の追加改正で「案内用図記号追補4」が加えられ,さらにISO7001として国際標準になっています.そのときに,高齢者や妊産婦を優先するための設備があることを示すピクトが追加されたとのこと.この多目的トイレのサインは,それらの設備が備わっていることを標準化された図記号を使って表しているのです.

この下段のサインは,左から,高齢者優先設備,乳幼児連れ優先設備,妊産婦優先設備が備わっていることを示しています.さらに,右端はオストメイト※用設備があることを示しています.右端のマーク(オストメイトマーク)は他の多目的トイレでもよくみかけますね.

標準にすることでマークに統一性が生まれ,それは共通言語になっていきます.このような内容に目を向けることも重要ですね.今回,あらためて少し調べましたが,知らないことも多く,勉強になりました.

(2017年9月6日,採取)

※ 人工肛門・人工膀胱を付けている方々のこと

2017年9月24日日曜日

オフィスビルのそれ(東京,後楽園)

とある用事で訪問した会社が入っているビルの1階に,かなりお洒落な,このトイレサインがありました.男性用,女性用だけでなく,多目的トイレまで半立体的な造形で描かれています.

男性用が逆三角形のイカリ肩,女性用は三角形でふわっとしたスカートを表現しているスタイルは一般的なものですが,木造で立体感を強調している点がユニークです.しかし,「墓地のそれ」で紹介したモノのような,完全な3Dではないんですね.通常のトイレサインに,ちょっとだけ立体感を持たせてみました,というような感じ.

多目的トイレも立体化されていますが,さすがに車椅子のマークをお洒落化するのは苦労したようですね.車椅子部分を丸く膨らませるにとどまり,人間部分はきわめて一般的な線人間で表されています.それでも,男性用女性用,そして多目的トイレサインを立体化しようとした試みには,拍手をおくりたいところです.

ところでこのサインのあるオフィスビル,本学理工学部のすぐ裏なんですよね.多摩から飯田橋駅経由で訪れたのでえらく遠いなと感じましたが,理工学部からだと歩いて1分じゃん!あぁやはり郊外型の大学は厳しいなあ…(多摩キャンパスも自然が豊かで良いところですけどね)

(2017年9月14日,採取)

2017年9月23日土曜日

駅ビルのそれ(盛岡,盛岡駅)

盛岡駅の駅ビル,フェザンおでんせ館で変わり種のトイレサインをみつけたと,東北大学のS先生が情報提供してくださいました.

LEDが仕込まれていて,ピカピカ光るトイレサインです.男性用が青,女性用が赤,多目的トイレは緑という,日本におけるトイレサイン用色使いの文脈にきっちり従って,光らせているのはお見事(?)です.

ピカピカ光るといえば,東南アジアのお寺ってスゴいですね.日本だと,お寺と電飾の組合せなんて全く考えられませんけど,あちらにいくと,電気使いまくりの派手な装飾を施した寺院をあちこちで目にすることができます.仏像に後光がさしているケースをよくみますね.初めてそれを目にしたときはビックリしましたが,慣れると「そういうもんかな」と思えてくるからフシギです.

電飾もさることながら,金ピカな外観のお寺も多く,お寺は派手なほうがよいという文化なんですかねえ.日本だと,お寺といえば,枯山水だの,侘び寂びだのと,シックな印象ですが,ところ変われば品変わる,価値観も180度,変わるのでしょう.

(2017年9月15日,H.S.先生ご提供)

2019年7月29日追記

M.A.先生が,別途,報告してくださり,写真を追加しました.


2017年9月22日金曜日

タワーのそれ(大阪,恵美須町)

大阪にご出張されたK.I.さんから,一風,変わったトイレサイン情報のタレコミです.
ある意味トイレサインなんですが、通天閣です。 中に入ると情報過多で、何も覚えていないという…
男性用トイレのサインですね.便所はココ,男子トイレはここ,女性はあっち行け,というようなことが書いてあります.

このオジサンは座頭市ですね.座頭市(ザトウイチ)と便所位置(ベンジョイチ)の駄洒落ですか.く,苦しいよママン.無理矢理ですなあ.

そして左側の女性(?)は弁天小僧(ベンテンコゾウ)ですね.ベンジョ小僧って書いてあります.ベンジョ小僧… はヒドいねえ.「したきゃ〜先に行ってきやしょう」という文言は,弁天小僧の有名なセリフ,「知らざぁ言って聞かせやしょう」に掛けた表現でしょう.

いやはや,これでもかという駄洒落のオンパレード.こってこての関西人ノリです.嫌いじゃないけど.嫌いじゃないけど.

(2017年9月15日,K.I.氏ご提供)

2017年9月21日木曜日

居酒屋のそれ(東京,北千住)

居酒屋というか,鳥料理店なんですかね.「鳥良商店」という鳥料理を中心とした居酒屋さんです.本店は吉祥寺ですか.首都圏を中心に十数店舗展開しているチェーン店です.

このトイレサインは鳥良商店の北千住東口店でみつけたと,お友達のT.O.さんが情報提供してくれました.「記憶を失くすくらい酔っ払って送るの忘れてた」ですって.飲みすぎないでね.酒は飲んでも飲まれるな.ご自愛ください.

さて,このトイレサイン.インパクトはあるのですが,なんだかヤヤコシイことになっちゃってます.トリ頭で男性と女性を表しているのは,まあ,いいとして,なんで殿と姫?やっぱりトイレは「殿と姫」なんですかねえ.和食で鳥料理だからってことかしら.

ところでこのトイレ,TOILETじゃなくてTORI-LETですね(けっきょく最後は駄洒落かよ…)

(2017年9月15日,T.O.氏ご提供)

2017年9月20日水曜日

博物館のそれ(アイスランド,レイキャビク)

今回は,番外編かも.どうしてもトイレサイン以外に目がいってしまいますのでご注意を.アイスランドのレイキャビクにある The Icelandic Phallological Museum からのレポートです.夏休みにアイスランドを旅行されたK.N.先生が,同博物館のトイレ情報を寄せてくださいました.

さて,Phallological なんて単語シラネーヨ,という皆さん,ご安心ください.こんな言葉,私も使いません.日本語にすると「アイスランドペニス博物館」,そう,おちんちんの博物館です.なんでもアイスランドにいる哺乳類のほとんどについて,オスのそれを収集・展示しているとか.人間のもあるんだそうで…

で,トイレです.男女兼用のこのトイレ,正面のサインはいたって普通のサインです.欧米のトイレらしく青や赤の色分けはありません.プレーンでシンプルなトイレサインですね.ところが,トイレのドアノブが,なんとも困ったデザインです.ここを,グッと握って,ぐいっと回さないとドアを開けることができません.男性はともかく,男女兼用ですからね?妙齢の女性には少し勇気が求められそうです.

ところで,同博物館によると,この博物館を楽しめるのはIQ(Intelligence Quotient,知能指数)とHQ(Humor Quotient,ユーモア指数)の両方の高さが求められるとのこと.そして平均以上のIQを持つ人間でも,高いHQを持つ人は1/3しかいないとか.なので,同博物館を理解できる人物は6人にひとりなんだそうです.もちろん,このブログを楽しまれている皆さんはその1/6に該当する皆さんですよね!

(2017年8月22日,K.N.先生ご提供)

2017年9月19日火曜日

オフィスビルのそれ(大阪,梅田)

これまでも何度か情報提供くださっているE.M.さんが,出張先の大阪からタレコミを寄せてくれました.

ヒルトンプラザウェスト,地下1階のトイレで採取したトイレサインです.吉本が経営しているビルだそうですが,だからこんなにくどいサインなんでしょうか?4つも並べることないのに,とも思いますが…

1つ1つのサインをみていくと,それぞれは,若干,ユニークなピクトで表されています.このピクトさん,手がありません,というか,極端に短い手を両側に突き出したスタイル.「手が無い系」のサインはときどき目にしますが,本件の場合,手がヘンなこと以外は普通のピクトさんなので,ちょっとしたギャップを感じます.

ところで,このヒルトンプラザウェストというビルは,空港行きバス乗り場の手前に位置するビルですね.その先の空港行きバス乗り場は何度も利用したことがありますが,手前のビルには入ったことがありませんでした.同ビルのウェブサイトによれば,6階までが商業施設で,それより上はオフィスが入っているとの案内がありました.

また,地図で確認すると,道を挟んでウェストとイーストがあるようです.イーストにはヒルトンホテルが隣接しています.このヒルトンホテルには泊まったことがありません.近くのハートンホテルなら,一時期,大阪の定宿にしていたことがありました.安かったので.

(2017年9月14日,E.M.氏ご提供)


2017年9月18日月曜日

記念館のそれ(福岡,伊都)

敬愛するドボジョ先輩,Y女史からのタレコミです.彼女は九州大学にご出張されたもよう.今回は,九大の伊都キャンパスにある稲盛財団記念館という建物に設置されているトイレのサインに着目されたご様子です.

九州大学の某先生と今から15年前ほど共同研究を実施したことがあり,その時期,私も九大には足繁く通いました.

そのとき,伊都キャンパスはまだなかったかな.当時,その先生の研究室は,大野城にあった春日キャンパスにありました.博多から鹿児島本線で南に数駅のところ,位置としては,大宰府のわずか手前ですね.その春日キャンパスを,何度も訪問した想い出があります.

伊都キャンパスは,その後,学会やら何やらで何度かお邪魔したことがありますが,遠いなーという印象が強く残っています.だいぶ郊外だし,最寄りの駅からもしばらくバスに揺られていかなければならないような場所だったような気がします.まあ,私の職場,中央大学多摩キャンパスも,都心からみるとたいがい遠いので,こういうの何ていうんでしたっけ,目くそ鼻くそを笑うとか…

うーん,書いていて不毛な気分になってきました.このへんでやめときます.

さて,いつものように,Y女史からのタレコミは,写真とともに緻密な分析のコメントが添付されていました(誌面の都合上,若干,編集しています).
九州大学伊都キャンパスにある,稲盛財団記念館1階で採取しました.
handicapped-accessible,男性用,女性用の3つとも,右端が少し切れたデザインです.
文字表記にもご注目を.日本語表記はなく英語のみ."accessible facility"は,トイレも含む設備一般を示す言い方なので,少々違和感あり.
そして,"men","woman" と,複数形・単数形が混在しています.女性用は一人しか使えないから? いえいえ,2ブースありました.
稲盛財団記念館共通のルールなのかしら.
まあ,右端がちょっと切れているのはデザイン上の工夫でしょうね.よくみるパターンではあります."accessible facility"は,いわゆるEngrishというやつ?womanとmenの対比も,惜しい.惜しい.大学の設備がこれというのは,いささか残念です.画竜点睛を欠くというところでしょうか.細かいところまでの気配りを期待したいものです.

(2017年9月14日,K.Y.氏ご提供)

2017年9月17日日曜日

オフィスのそれ(オーストラリア,シドニー)

匿名希望のAnonymous氏から「某社シドニーオフィスのそれです」とタレコミをいただきました.某社,どこでしょう.私にはさっぱりわからないな.

Unisex Toiletということで,いわゆる多目的トイレですね.ダイバーシティの時代とはいえ,これはなかなかすごい.

左から順に,杖をついたご老人,ドロイド君,バットマン,妊婦,男性,女性,その右は光の加減でわかりにくいのですが,人魚?でしょうか.その次とお隣,さらに右端はさっぱりわかりません.右から2つめはエイリアンですかね?(右側の人々,どなたか正体がわかったかたがいらっしゃいましたら教えてください.よろしくお願いいたします)

いやはや,面白いですね.何でも来いだなあ.グローバル企業ならではでしょうか.遊び心があって,素敵です.このように匿名でのタレコミも歓迎していますので,面白いトイレサインを発見したら,ぜひ,ご報告ください.

(2017年9月14日,匿名氏ご提供)

2017年9月16日土曜日

郷土料理屋のそれ(東京,赤坂)

「グローバル?なにそれ美味しいの」系,どローカル表記のトイレサインです.Y.M.さんから,会社近所の郷土料理屋,山口料理の店で懇親会をした際にみつけたと,ご報告をいただきました.

以下は,写真とともに寄せてくださったMさんのコメントです.
これって、普通の居酒屋では全く問題ないけど、外国の方がいらっしゃる所では、ちょっとですよね。 そもそも、海外では黒、青、赤の区別はあるのでしょうか。色覚障害の方には、優しくないし。
色の話はともかくとして,これ,別に日本に限った話ではなく,欧米でもDとH(「街中のそれ(ドイツ,ミュンヘン)」もご参照ください)とか,HommeとFemme(フランス語で男性と女性)とか,地元の人じゃないとわからない.「2択だからな,度胸試し」と豪語するかたもいらっしゃるようですが,万が一,間違えてしかもなかにご婦人がいらっしゃったなどという事故が起こったら目も当てられません.

観光立国だの,インバウンド観光振興だの,いろいろ喧しい今日この頃,こういうところもグローバル化を進めてほしいものです.

いささかキビシめの批判をしてしまったのでちょっとだけフォローすると,赤坂にあるこの店,私も利用したことがあります.ていうかつい最近連れてってもらった.山口料理ってあまり聞くことがありませんが,瓦そばとか,知る人ぞ知る美味しい料理があります.もちろん魚介類も新鮮でたいへんおいしゅうございました.日本酒も,いろいろ取り揃えてあるようですよ.お好きなかたには嬉しい店です.あ,そういえば最近人気の獺祭は山口県岩国市のお酒ですね.

(2017年9月12日,Y.M.氏ご提供)

2017年9月15日金曜日

喫茶店のそれ(東京,市ヶ谷)

オーランドからの浮かれた投稿の次は,地道に足で稼いだ東京のトイレサイン.喫茶店でみつけたシックなサインです.市ヶ谷のPRONTOです.

光の加減で少しわかりにくいのはご容赦ください.男性用のサインはシルクハット,女性用のサインはいわゆる「つば広帽子」,キャペリンという種類の帽子ですね.帽子でジェンダーを表現する手法ってのは,どこ由来のものなんでしょう?

ところで,キャペリンと聞けば,私は帽子なんかよりもシシャモを思い浮かべます.キャペリン,あるいは,カペリンという魚で,スーパーで売られているやっすいシシャモの実体は,日本ではカラフトシシャモと呼ばれるキャペリンのことだとか.ま,ホンマもんのシシャモとキャペリンを並べられて「どっちがどっちでしょう?」と当てさせられたとしても,正解を指摘できる自信はありません… て,トイレサインとは全く関係ない話でした(いつものことか… m(_ _)m すみません).

(2017年9月7日,採取)


2017年9月14日木曜日

遊園地のそれ(アメリカ合衆国,オーランド,FL)

アメリカ合衆国はユニバーサル・スタジオ・フロリダからの現地レポート,第2弾です.特派員のOさんから送られてきた,楽しそうな写真をご紹介します.今回の写真,このトイレサインはUSFのダイアゴン横丁というエリアにあったというメッセージ付きで届けられました.

ダイアゴン横丁?あぁ,ハリーポッターに出てくる街なんですね(ググりました).写真をみる限り,実に楽しそうな雰囲気です.楽しそうな雰囲気を皆さんにもご紹介しようと思い,わざと,トリミングをしていません.Oさん,夏休みを満喫してますなぁ.

ところで,Oさんからのメッセージを読み直していたら,
ディズニーもユニバーサルもわりとトイレサインは普通でした。迷わないように…かなぁ? 上の二箇所は 珍しくデザインされてました。
などというコメントが.おいおい!あんたユニバだけじゃなくてディズニーも行ったんかい!w

… まあ,行きますよね.せっかくフロリダまで出向いたんだもの.夏休み,堪能しましょう.テーマパークを遊び倒しただけでなく,トイレサインの探索活動にもしっかりと従事してくださるあたり,さすがです.いつもありがとうございます.これからもどうぞよろしくお願い致します m(_ _)m

さて,フロリダといえば,今年LAで開催されたAHFE(Applied Human Factors and Ergonomics)なる国際会議,来年はオーランドで開催されるとのこと.あれ?この学会,今年のLAの前,昨年の開催地もオーランドじゃなかったかな.私は参加しなかったけど.そしてその前の一昨年,私がこの学会に初めて参加したときの会場はラスベガスでした.

リゾートで開催される学会ってたまにありますけど,うーん,これはあからさまというかなんというか.こういうのは如何なものかと思います(2回も参加しといて言うのもなんですけど).

(2017年9月11日,S.O.氏ご提供)

2017年9月13日水曜日

遊園地のそれ(アメリカ合衆国,オーランド,FL)

遅い夏休みをとってフロリダはオーランドに遊びに行っていたOさんからの現地レポートです.

ユニバーサル・スタジオ・フロリダ,USFのIoA,シンドバッドエリアにあったトイレサインとのこと.「IoAって何ですか?」と尋ねたら,Island of Adventure だそうな.

シンドバッドエリアということで,中東のお姫様と国王なのでしょうか,ターバンを巻いた姿があしらわれています.women / men の表記がないと,少しわかりにくいかもしれませんね.

ところで,このOさん,自他共に認めるテーマパークフリークで,彼の地元,大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンにはちょいちょい出没しているだけでなく,東京に来たときはちょっと目を離すと舞浜は夢の国(東京ディズニーリゾートのことです ^^; )に居るとか居ないとか.

いい歳こいたオッサンが…,なんてことは申しませんよ.最近は行ってないけど,私もテーマパークでわくわくするのは嫌いじゃありません.いつまでも少年の心を持ち続けたいものです.その昔,石津謙介(※)はVANヂャケットに「for the young and the young-at-heart 」という名言を記しました.ゆりかごから墓場まで,すべての皆さんが楽しめる場所,テーマパークは人々に夢と活力を与える場所なのです!(ホントか?)

さて,夏休みを満喫したと思しきOさんからの現地レポート,まだ,続きます.

(2017年9月11日,S.O.氏ご提供)

※ ヴァンヂャケット(VAN)の創業者で,日本を代表するファッションデザイナー.彼の精神を継いだ鎌倉シャツを,私は今も愛用しています.

2017年9月12日火曜日

オフィスビルのそれ(東京,六本木)

とくに奇抜なデザインというわけでもありませんが,打合せで訪れた会社が入っているオフィスビルのトイレサインが,ちょっとだけオシャレな感じだったので,パチリ.

赤と青で女性用と男性用を表現しているという点は,日本におけるトイレサインの文脈にしっかりと乗っています.男性用は逆三角形で力強さを表し,女性用は三角形で,スカートでしょうか,それを表しているデザインですね.

この程度だったら普通のピクトさんで良いじゃないというご指摘もありましょうが,これはこれで,まあ,シンプルかつわかりやすくて良いんじゃないでしょうか.

(2017年9月4日,採取)

2017年9月11日月曜日

レストランのそれ(東京,赤坂)

今回もまた,Y.M.さんからのタレコミです.「これはかなりイイと思います」と,自信作.ある会議のあとで,日枝神社のそばの地中海料理屋に行ったら見つけたとのことでした.いいですね.皆さん,面白トイレサインを見つけたら,ジャンジャンバリバリ,ご報告ください.m(_ _)m

このサイン,さすが地中海料理レストランらしく,かなりシャレオツなデザインです.色がズレてる?そりゃわざとでしょう.LadiesとGentlemenの文字も,読める範囲でうまいこと重ねています.ピクトのデザインもありきたりなものじゃありません.女性はシニョンでしょうか.男性は,やはり帽子なんですね.

さて,この店,赤坂のペスカデリアというレストランで,私も何度か伺ったことがあります.魚介類の料理やパスタが美味しいお店です.溜池山王のオフィスで働いていたときは,ランチでときどき利用しましたし,夜にオイスターを楽しみにお邪魔したことも.

オイスターといえば,私,牡蠣は好物のひとつなんですが,どうも身体との相性がよくないみたい.牡蠣をいただくとお腹が痛くなることが多いのです.よくある中毒のような反応ではなく,なんとなくシクシクと不快感が続くという感じで,アレルギーの一種なのかもしれません.なので,ランチに牡蠣は禁物.お腹が痛くなって,午後は仕事ができなくなってしまいます.

でも,確率的にいうと3回に1回は大丈夫なんです.だから夜だったらもう,「お腹の調子が悪くなっても寝てしまえばイイやッ」ってことで,牡蠣,いただいちゃいますね.やはり,牡蠣は美味しいもの.我慢ができません.

(2017年9月8日,Y.M.氏ご提供)

2017年9月10日日曜日

喫茶店のそれ(東京,表参道)

読者の皆様からのタレコミがしばらく続いたので,先日,私が街で見つけたトイレサインを紹介します.というか,サインのデザインとしては,さほど特徴があるようなものでもなくいたってノーマルなサインですが,その設置状況に物申したいというお話.

このサイン,表参道の某コーヒーチェーンで見つけたものです.左側は女性用のトイレで,右側が男女兼用のトイレということになっています.写真が斜めからになっているのは,たんにカメラが反射しないようにという配慮です.光沢のある半透明のサインだったので,真正面から写真に撮ると,光の加減でうまく撮影することができませんでした.

さて,私が問題にしたいのは,トイレサインのデザインではありません.女性用に対して,男性用,ではなく男女兼用となっていることなんですね.男性としては,これはちょっと困ります.切羽詰まって駆け込んだときに塞がっているリスクが高いわけですから!

もちろん,化粧直しなど女性のほうが使用頻度も高く,また,トイレ専用時間も長いので,ニーズに合わせた配慮なのでしょう.しかし,男性としては,兼用のほうが塞がっていて,女性用が空いていても,女性用に入ってしまうわけにはいきません.そして塞がっている兼用のほうから女性が出てきたときのガッカリ感といったら… 悩ましい問題です.

(2017年9月3日,採取)

2017年9月9日土曜日

中華料理店のそれ(横浜,中華街)

今回は以前の職場で私の上司だったこともあるY.M.さんからのタレコミです.横浜は中華街の,上海料理「状元樓」で採取したトイレサインだそうです.

さて,これはいったい何なんでしょうか?中国の古い着物を着た人物でしょうか,うーん,誰?これは,ナニモノ?

Y.M.さんも,
このデザインじゃ、何だか分かりませんよね。
日本の足のないお化けみたいだし…
との感想を寄せてくださいました.これはわかりません.あまりにわからなすぎて,後から「男子トイレ」とテプラで説明を追加されてしまったのは,ご愛嬌です.

(2017年9月6日,Y.M.氏ご提供)

2017年9月8日金曜日

美術館のそれ(山梨,河口湖)

E.M.さんから,情報提供いただきました.河口湖畔に佇む河口湖木ノ花美術館で発見されたトイレサインです.色使いも可愛らしく,また,中心に可愛らしい動物のキャラクターがあしらわれています.

河口湖木ノ花美術館,ウェブサイトには,次のような案内があります.
河口湖木ノ花美術館は、タシルの街にあるタシールエニット博物館を模して建てられました。
作家池田あきこの描く不思議な世界を、五感で楽しむ美術館です。
悠然とした富士と湖、この恵まれた自然の中で、「わちふぃーるど」の織りなす 異次元の世界へタイムスリップしてください。
タシルの街?タシールエニット博物館?わちふぃーるど?…なんだかよくわかりませんが,池田あきこさんの書く「猫のダヤン」に関する美術館のようですね.「わちふぃーるど」とは猫のダヤンが住む世界,その中心にタシルの街があり,そのなかにある博物館がタシールエニット博物館,ということのようです(ググりました).

あ,ファンタジーにはあまり詳しくない私ですが,さすがに「猫のダヤン」は知ってました.というか,聞いたことある,くらいのレベルですが.可愛らしい絵柄で人気があるのもさもありなん.

さて,タレコまれたトイレサインですが,サインに埋め込まれた各キャラクターは,E.M.さんの解説によれば,
男子をワニ(イワン)、女子をウサギ(マーシィ)、だれでもトイレを赤ちゃん(主人公の猫のダヤンの赤ちゃん版)で表しています。
とのこと.さらにキャラクターの解説ページまで紹介していただきました.おや,このページの最後,すごいなあ.「猫のダヤン」シリーズの書籍一覧が出ています(注:2015年までのデータ,品切れ・絶版を含む,とのこと).ものすごい数の書籍が並んでいます.こりゃ根強いファンも居るというものです.わちふぃーるど,恐るべし.侮りがたしでした.

(2017年9月5日,E.M.氏ご提供)

2017年9月7日木曜日

レストランのそれ(モザンビーク,マプト)

モザンビーク出張中のR.S.氏から,モザンビーク第2弾の情報提供がありました.モザンビーク街中のレストラン,Píri Píriという名のレストランにあったトイレサインです.
サインは面白くないんだけど、ポルトガル語表記がよくわからんなー、と。
なんでセニョールとセニョーラ、じゃないのか?と。 そのまま訳せば、マンとミセス、となるんだろう。 まぁ直に日本語にすれば、男性、女性、ですけどね。
だそうです.Ladies and Gentlemenをポルトガル語にすると,Senhoras e Senhoresになるんですね.たしかにこれはわかりにくい.1文字,aとeが違うだけだもの.

モザンビークという国はポルトガル語圏なんですね.私は,ポルトガル語圏に行ったことがありません.しかし,ポルトガル語はスペイン語と似てるのかな.ま,お隣の国ですからねえ(とはいえ,日本語と韓国語は似てるようで似てなかったり,あるいは似てないようで似てたりと,微妙なところがありますから,知ったかぶりは大概にしておきましょう).

米国でも南部に行くとスペイン語が日常に入り込んでますね.飛行機のアナウンスでも,英語のアナウンスに続いてスペイン語のそれが流れ,「シニョーラ・エ・シニョール…」と(それだけは!)聞き取ることができます.

で,送ってくれた写真に戻ると,サインは面白くないとのコメントでしたが,そうでもないですよ.よくあるピクトさんじゃなくて,♀と♂のマークがデザインされています.しかも,よく観察すると,ピンクと黄色が対象的に使われていて,それとなく考えられたデザインになっています.モザンビークのデザイナー氏も,なかなかやるじゃないですか(上から目線すみません.偉ッそうに… ごめんなさい)

(2017年9月5日,R.S.氏ご提供)


2017年9月6日水曜日

電車のそれ(北海道,千歳線)

北海道にお住まいのドボジョY女史が,また,トイレサイン写真を送ってくださいました.
JR北海道の「快速エアポート」,733系3号車の多目的トイレのステッカーです.中段の空白と,赤ちゃんおオムツを替える人が女性のようなのが,とっても気になります.
とのこと.空白部分についてはともかくとして,おむつ替えの女性に関する指摘は,いかにも女性らしい視点です.男社会の土木業界においてジェンダー差別と闘ってきたY女史ならではの着目点といえましょう.多目的トイレのおむつ替えピクト問題,ちょっと気をつけてみていきたいところですね(「空港のそれ(カナダ,バンクーバー)」も参照してください).

ところで,このブログでは各記事に位置情報を付与しています.基本的には,そのトイレサインがどこにあるかを示しており,このブログを読んで「実物をみてみたい!」という人(そんな人いるのか?という根本的な問題はさておき ^^; )が現物にたどり着けるように配慮しています.

しかし,これ,電車のなかなんですよねえ.電車の位置情報ってどう記録すべきなのかしら.もちろん,この写真が撮られたタイミングで走っていた「場所」というのは厳密に決まります.したがって,写真のEXIF情報(※)などから地点を特定することは可能.ただし,その位置情報に意味はありません.なぜなら,いまそこに行っても電車は走っておらず,このトイレも存在しないから!

そんなわけで,本記事の位置情報はとりあえず札幌駅にしてあります.このテの「移動する物体に関する位置情報の取扱い」について,GISやLBS(※)の専門家にお伺いしてみたいと思った次第です.

※ 用語の解説
EXIF … EXchangeable Image File format:メタデータを含む画像ファイルのフォーマット
GIS … Geographical Information System:地理情報システム
LBS … Location Based Services:位置情報サービス

(2017年9月4日,K.Y.氏ご提供)

2017年9月5日火曜日

空港ラウンジのそれ(ロシア,ウラジオストック:VVO)


ときどき情報をご提供くださるY.N.先生が,ロシアのウラジオストックを訪問したらしく「とくに特徴があるわけではないのですが,VVOのラウンジにて」とトイレサイン写真を送ってきてくださいました. 空港ラウンジのトイレサインは紳士淑女の横顔という傾向は,全世界的なものなのか,どうなんでしょう?(伊丹空港ラウンジのそれなど参照)

それにしても,N先生,ウラジオストックなんて,何をしに行かれたのか….遅めの夏休みでしょうか.別途,紹介されていた写真を見るかぎりは,涼しそうでいいなあとの印象を受けました.ウラジオストック,なかなか訪問する機会もなさそうな街であります.

しかし,おりしも万景峰号が入構禁止措置を受けてウラジオストックに入れなくなりましたなどというニュースも流れてきました.北朝鮮情勢が不安定ないま,いささか心配なところです.N先生はもう日本に戻られているはずですが,どうぞお気をつけて.

(2017年9月1日,Y.N.先生ご提供)

2017年9月4日月曜日

JRのそれ(大分,大分駅)

続いてM.M.さんからもう1つのタレコミ.こちら,九州は大分県,大分駅のトイレとのこと.トイレサインの図柄はとくだん変わったものではありませんが,暖簾がぶら下がっていたのが珍しいとご指摘がありました.

大分といえば,別府と由布院でしょう.九州では火の国熊本と並んで,温泉で有名な場所です.以前,別府を訪れた際に見た,街全体から湯けむりが立ち上っている様子は今でも印象に残っています.ふらっとお風呂に入るような感覚でこのトイレにも入っていけそうな,そんなトイレサインですね.

広々とした湯船につかって,暖かい温泉を楽しむ,そんな至福の時間を過ごしていると「日本に生まれて良かった…」と思います.もちろん海外にも温泉的な施設はないこともないものの,これだけ日常に入り込んだ温浴文化を日本はもっと誇りにしてもいいのではないかしら.

白馬に遊び仲間のベースキャンプがあり,若い頃は,そこを拠点にして秘湯めぐりなんかもしたものです.白馬近郊の温泉だったら,いろいろとご紹介できますよ.あー,温泉いきたくなってきた.

(2017年8月31日,M.M.氏ご提供)

追記:ちょうど大分駅にいらっしゃるというK.F.さんが,男性用と女性用が並んだ写真を送ってきてくださいました.関係者の情報によると,由布院駅もそうなんじゃないかとか.上に書いているように別府は何度か訪問したことがありますが,由布院はまだ一度も訪れたことがないんです.死ぬまでに一度は訪れてみたい温泉地の1つではありますね.

2017年9月3日日曜日

道の駅のそれ(静岡,伊豆)

お友達のM.M.さんからタレコミいただきました.ありがとうございます.
このシリーズいつも楽しんでみています。 伊豆「道の駅 天城越え」では川端康成の『伊豆踊り子』がモチーフになっていていました。レトロで可愛かったです(^^)
道の駅,ドライブインですね.最近,あちこちで道の駅が整備されていて,ふらっと立ち寄っただけでもなかなか楽しい場所が多いですね.日テレの「鉄腕DASH!」で人気のコーナー,「0円食堂」でもおなじみです.TOKIOのメンバーは,まず道の駅で情報収集していきますよね?

さて,お送りくださったトイレサインは,伊豆は下田街道の道の駅,その名も「道の駅 天城越え」で発見されたサインとのこと.この道の駅って,下田に向かう途中,天城トンネルの手前にある道の駅ですよね.私も何度か訪れたことがありますが,こんなトイレサインだったとは!

天城トンネルを超えた先には,一説によると根強いファンがいるという,ループ橋があります.このループ橋には河津七滝ループ橋という名前が付いています(正式名称は「七滝高架橋(ななだるこうかきょう)」というそうです).天城トンネルから向かうと2重の円をぐるぐるッと回って,一気に高度を下げていきます.狭い場所で一気に高度を上げ下げするときに使われる橋梁構造物が,ループ橋です.

ループ橋って楽しいですよね,首都圏にも,レインボーブリッジの取付道路(一般道の芝浦ふ頭側)や,首都高の大橋ジャンクション(これは全体が構造物になっちゃっているので,「橋」というよりループトンネルというべきでしょうか…「大橋」なのにね!),横浜ベイブリッジ脇の大黒パーキングエリアに降りる導入路など,ぐるぐる回れる道路があって,楽しいです.

(2017年8月31日,M.M.氏ご提供)

2017年9月2日土曜日

レストランのそれ(韓国,光州)

おかげさまで多くの皆様から「世界のトイレサイン情報を送ります」とのタレコミを次々といただいております.ほんとうに嬉しい悲鳴をあげているという状況です.順次,暇をみつけて紹介していきますので,情報をお送りくださった皆さんは暫くお待ちください.

そんななか,ちょっと衝撃的なサインの写真を受け取りました.すぐにでも紹介しておきたい,というか,お蔵入りするのもアレだけれども早いとこ処理しちゃいたい,って感じのトイレサインです.

先日,出張先でじっくりと話をする機会があり,「面白いの持ってますよ」ということでさっそく送ってきてくださいました.某大学で助教を勤めていらっしゃるM.K.さんからのタレコミです.

「2015年,某学会に参加したときにバンケット会場となったレストランのトイレにありました.男女共用のトイレです」とのこと.しかしこれも筆舌に尽くしがたいというか,なんというか.コメントしづらいわぁ.

まあ,あれですね.リアルに表現すればよいってものでもない,と.男性のほうは直球すぎ.女性のほうは,うーん,これ裸で何してるんだろう?… ごめんなさいこのくらいで許してください(苦笑)

ところで,この場所,私も別の学会でいちど訪れたことがあります.そのときはまだトイレサインに興味を持ち始める前だったので,気がつかなかったか,それともこのトイレには行かなかったか.いずれにしてもニアミスしていたのは事実.人生,面白いものです.

(2017年9月1日,M.K.氏ご提供)