2016年9月16日金曜日

イベント会場のそれ(アメリカ合衆国,ダーラム,NC)

"A community for developers and users of open source data tools"と題して開催されている,PyDataカンファレンス2016の会場に貼ってあったトイレサインです.今回は,同カンファレンスに参加している友人が,情報を提供してくださいました.

ちなみに,このサイン「トランスジェンダ」の人も使用可という意味だということを教えてもらいました.最近,ノースカロライナ州政府が新しい法律を設置し,トランスジェンダの人は生まれたときの性と一致するトイレを使うべしという法律ができてしまったとのこと.それに対し,「それはトランスジェンダの人に対する差別だ」と反論する風潮があるらしく,その文脈のうえで,「我々は気にしないよ(we don't care)」と示した表現なんだそうです.まあねえ,周りの人からしてみれば,現在の姿形と一致してないひとが「生まれたときの性と一致するトイレ」から出てきたら,びっくりしますわなあ.ノースカロライナ州の議員って,そんなこともわからないのかしらん?

なお,この法律に関してノースカロライナ州は,いま,連邦政府から訴えられているという状態とのこと.連邦政府いわく,その法律は米国憲法と照らし合わせて不法差別にあたるという理由だそうです.ま,さもありなんですね.まあ,州の議員さんたちの言い分を聞いてないのでなんとも言い難いところですが,いろいろたいへんですなあ.

ところで,この男性女性が半分半分になっている状況から,あしゅら男爵を思い浮かべたあなた!あなたは十分にオッサンです.いえまあ,私もそのひとりなんですが….

(2016年9月16日,K.Y.氏ご提供)

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