ど定番とでもいいましょうか,日本におけるトイレサインで一定の地位をしめる殿と姫ですが,ここのトイレは格が違います.なにしろ世界文化遺産かつ国宝のお城です.白鷺城の異名を持つ姫路城は大手門前,大手前公園に設置されていた公衆トイレが,殿と姫のアイコンを配したトイレでした.
姫路城,平成の大改修を終えてその白く美しい姿が姫路の街を見下ろしています.姫路駅に降り立つと,駅から北に向かう大通りの真正面に姫路城を確認することができ,なんだか感動すら覚えます.
姫路城を訪れる際には,お手元のスマートフォンに「姫路城大発見アプリ」なるARアプリを入れておくと,姫路城をより楽しむことができますよ.そこここに配置されたARマーカーを認識させると,ARコンテンツが現れたり,動画での説明が出てきたりと,いろいろ楽しい仕掛けが仕込まれています.
観光地や博物館などで昔からガイド機器を貸し出すようなしくみはありましたが,最近はスマートフォンが普及したので,ハードウェアを用意しなくてもよくなりました.ARマーカーさえ用意すればよいので,ガイダンスサービスの導入は容易になりましたね.そのぶん,単なる情報提供にとどまらず,ARコンテンツの提供など,コンテンツの増強に力が入れられるようになったのでしょう.
なお,姫路城自体が素晴らしい魅力を持っているので,城内をめぐるだけでも十分に楽しめますが,隣にある好古園もオススメです.日本庭園で木々に囲まれ,静かに心を落ち着かせるもよし,庭園の雰囲気を感じて贅沢な気分に浸るもよし.天守閣に上るには1,000円の入場料が必要ですが,40円だけ足して1,040円払うと好古園の入場券との共通入場券を買うことができます.お時間さえあれば,好古園にも足をのばしてみるとよいでしょう.
(2017年9月20日,採取)
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